保育士と家庭の情報交換
私立保育園には、私立ならではの独自の保育プログラムがあります。例えば週に1回体操の指導者、月に3回造形の指導者を招いて子どもに質の高い経験を積ませたり、地元の自然環境に指導者に、月1回、年長児の自然散策の引率を依頼し、より深く自然に接する機会を与えるなど、独自のプログラムを考えて子どもの育成に役立てています。子どもは、上から押さえつけても言うことを聞いてはくれません。きっちりとした信頼関係をつくって、その上で子どもに自分の気持ちを伝えることが大切です。つまり、子どもの目線になり、子どもの気持ちを理解し、個人として尊重しながら接することによって子どもと意思が通じ合いより適切な保育ができるのです。子どもから信頼されることはもちろん大切ですが、それと同じように保護者からも信頼されなくては十分な保育はできません。保護者が子どもを迎えに来たときには、その日あった出来事、健康状態などを伝えて、保育所と家庭の情報交換をしましょう。それによって保護者の信頼を得ることができるでしょう。保育所の保育だけではなく、地域の子育てにもかかわりましょう。小さな視野ではなく地域社会全体を視野に入れなくてはよりよい保育はできません。地域一丸となって子どもを育てていくという気持ちや姿勢が大切なのです。乳児院・児童養護施設は、保護者の事情により家庭で養育を受けられない子どもを対象とした入所施設です。子どもたちは施設で寝起きし、施設から学校などに通います。保育士は、施設で子どもたちの衣食住に関する世話や生活習慣習得のための指導、心のケア、学習や余暇の指導、進路や就職の相談など子どもの発達全般にかかわります。保育士は、子どもと直接向き合うだけではなく、保護者の心のケアなどにもかかわってソーシャルワーク的な仕事も求められます。保育士の仕事をシステム面から見ても変化が見られます。最近は個別援助、家庭的援助を目指し、施設のハード面、ソフト面が見直されています。例えばハード面では宿舎を大きな大舎制からグループホームなどの小舎制にしてアットホームな雰囲気作りを目指しています。ソフト面では、子どもを小グループに分け、担当職員を決めてできるだけ1対1の信頼関係が築ける方法へ変更しています。